運転できなくなる日が必ず来る
いかに、自家用車が不可欠の状況であっても、遅かれ早かれ、いずれ、運転ができなくなる。加齢により足腰が弱くなり、外出ができなくなる。そうなった場合の生活を想定して、暮らし方を準備しておく必要がある。
今の自宅に、あと何年住めるのか
最近は90代の高齢者も珍しくないが、若い世代との同居は極めて減少している。自宅を持っている人でも、耐久性の面から、現在の自宅に、あと30年、100歳まで住み続けられるとは限らない。
高齢者は、自分の身の置き所として、自宅の売却、ケア付きマンション、老人施設への入所なども視野に、終の棲家を準備しておく必要がある。
年金生活になったら保険を見直そう
少額でも保険金を受け取れるのならば、無いよりは、あった方が良いに決まっている。しかし、無職で年金だけで生きていかねばならない者にとっては、払い込む保険料、受け取る保険金、年金生活の生計の維持・確保のバランスを考える必要がある。完全離職を境に一大決心をして、現在、加入している全部の保険を精査し、再検討しなければならない。60歳を過ぎてからも保険料を払う必要がある生命保険などは、加入の必要性自体を抜本的に再検討する必要がある。
投資の失敗は老後破産の主要原因の一つ
新NISAの影響などもあり、資産運用が盛んになっている。しかし、株式や投資信託、FXなどで、取り返しのつかない損失を出した人も多いと思う。「素人が、なけなしの退職金を注ぎ込んでの投資デビューは、老後破産に向かう道だ」と警鐘を鳴らす専門家もいる。「老後資金以外に、別枠で投資用の余裕資金」を持つ者でなければ、高齢者はリスクのある投資は避けるべきだ。
ローンやクレジットカードは整理
高齢になると物忘れや勘違いも増える。金銭の貸借や各種ローンは清算するべきだ。リボ払いやキャッシングの手数料は高い。銀行手数料にも注意し、利用条件を確認して節約する。クレジットカード、サブスクリプションは整理し、必要なものだけ残す。遺族への負担を避けるため、資産管理をしっかりし、家族に情報を伝える。
収入に見合った生活に転換を
収入が半減したのなら、本来は支出も半減しなければならない。「余生という名の無職の30年間」においては、終末期に向けた人生設計・生活設計の見直しが不可欠。「意識的に、金銭感覚・生活様式を転換することができるかどうか」が、余生の鍵だ。
健康維持は家族のためでもある
高齢者は、心身の健康を維持し、健康寿命を延ばすことが最も重要な仕事だ。健康は自分自身のためだけではない。同居の家族はもちろん、別居の子供たちを含めて、近親者の心身の負担や時間的な負担を減らす事ができるし、経済的にもメリットがある。そのためには、(1)定期的に、人間ドック、歯科検診を受ける、(2)健康的な生活習慣を心がける、(3)タバコ、酒、過食をやめることが重要。
老後移住(2)高齢者こそ市街地に住むべきだ
張り切って老後移住しても、すぐに、健康寿命(男性72歳)だ。やがて、運転もできなくなり、通院や買い物も不自由になる。前後して、一方の配偶者が長期入院し、施設に入所し、亡くなる。高齢者のみの世帯の場合、暗い山の中の荒れ放題の中古住宅で一人暮らしになる。体力が落ち、100m歩くことさえ本当に大変になる。結局、市街地に戻らざるを得ないとすれば、老後資金を浪費して田舎に移住することに何の意味があるのか、移住前に慎重に考えた方がよさそうだ。老後移住先は、田舎ではなく、市街地だ。
余生の設計図~65歳からの「やりたいことリスト」
60~65歳ごろまでに完全に無職になった場合、その後、長寿ならば、90~95歳まで、「人生で最初で最後の30年間もの自由時間」がある。これを「余生」と呼ぶならば、できるかぎり、快適で充実した楽しい期間にしなければ、もったいない。そのためには、「許された時間の中で、自分は何をしたいのか」、「何をすべきか」、「何をしてはならないのか」という自分自身の整理が必要だ。「寿命までに、やりたいことリスト」が「余生の設計図」だ。
国産の上新粉・もち粉・白玉粉を使おう
実は、どれも、米粉。米の種類や製法が少しずつ異なるため、特性の違いがある。それを理解すれば、団子、米粉のどら焼きなど、大衆的な和菓子は自宅でも簡単に作ることができる。米粉は、もちもちとした食感に加え、小麦粉のようにグルテンが入っていないことから、小麦アレルギーの人も心配無い。たとえば、米粉を天ぷらや唐揚げの衣に混ぜると、カリっとして食感を変えられる。
他にも、検索すれば、米粉を使った各種レシピや調理手順は大量に出最近は、パンやケーキなどにも米粉の用途が広がっている。米の自給率を守るためにも、どんどん使っていきたいところ。