スマホに電磁波防止シートを

 

概要

 スマホケースの内側に、交通系ICカード、玄関のICカードキーなどの「ICカードを物理的に入れている場合」は、スマホから出る電磁波の干渉により、ICカードの読み取りエラーが起こりやすい。そういう場合は、スマホ本体とICカードとの間に「電磁波防止シート」を入れるとエラーが出なくなる。

交通系ICカード、玄関のICカードキー等の読み取りエラー

 Suica、ICOCA、PASMOなどの交通系ICカードが普及するようになったおかげで、切符を買う手間、改札を通る手間、レジでの手間が減って、非常に便利だ。これは、非接触ICカード技術方式「FeliCa」なので、nanaco、WAONなど電子マネー、ICタグ、玄関ドアのICカードキー、社員証などにも使われている国産の技術だ。

 この「交通系ICカード(定期券兼用)」や「玄関ドアのICカードキー」をスマホケースの内側に入れておくと、スマホだけを取り出せば用が済むことが多くなる。

 ただし、背面型スマホケース(手帳型でない片面のケース)の場合、スマホの裏側(ケースの内側底面)にICカードを入れることになるので、スマホ本体の電磁波が干渉して、かなりの頻度で読み取りエラーになる。朝夕など混んでいるときに自動改札で読み取りエラーになると、不便だし、後続の人に対しても気まずい思いをする。

電磁波防止シートは、スマホとICカードの間に入れる

 ICカードがエラーになりやすい場合は、スマホ本体とICカードとの間に、カード用の「電磁波防止シート」を入れれば解決する。

 電磁波防止シートは、通信販売でも数百円程度から各種販売されているが、安い割に効果は抜群。このシートは、シリコンなどの素材に磁性材料の粉末を練り込んであるので、電磁波が吸収される仕組みとのこと。

 メーカーにより異なるが、定期券用の電磁波防止シートは、交通系ICカードと同じ大きさで、厚みは紙ぐらいのため、外見は極薄のトランプのような感じだ。(サイズ:横85mm x 縦54mm。厚さ0.3mm前後)

シートを入れる場所に注意

 言うまでも無いが、電磁波防止シートは、スマホ本体から出る電磁波を遮断して、ICカードに影響させないようにすることが目的だ。

 このため、背面型スマホケースの内側底面(スマホの下側)にICカードを入れる場合は、電磁波防止シートは「スマホ本体とICカードとの間」に入れて使うことが不可欠。ここを間違えると、逆に、毎回、読み取りエラーになってしまうので注意が必要だ。


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