高齢者として必要な準備はしておく
元気そのものだったのに、急に亡くなる(突然死)という人もいる。60代でも、急に認知症の症状が出てくる人もいる。高齢者になったら、いつ、何があるかわからない。「元気な時に遺影を撮影しておく」、「生前に遺品を整理する」、「もう、ペットは飼わない」など、生前に準備できるものは準備しておくことが、自分のためにも、周囲の人のためにも必要ではないか。なお、一人暮らしの高齢者は、孤独死に備え、「毎日の定時連絡」、「万が一の時の緊急連絡」の体制を作っておくことが必要だ。
自宅を持たない高齢者の住宅確保
年金収入のみで賃貸住宅に住む場合は、家賃負担が大きな割合を占める。しかも、余生の30年の間には、老朽化による建て替え、配偶者の死亡に伴う年金の減額、入院、老人ホーム入所などの変化がありうる。年金額が少ない場合などは、早めに公的な高齢者向け住宅への応募などを検討する必要がある。
高齢者の金銭管理の工夫10項目
高齢者は、自宅に近い金融機関に生活用の口座を持つべき。通帳と印鑑は別々の金庫に保管する。物忘れが進むので、大型のデスクダイアリーで、スケジュール帳、日記、金銭出納帳、備忘録を兼ねたスーパー手帳を持つことがよい。